« 龍宮逸話 | トップページ | 龍宮逸話 »

2011年2月 7日 (月)

龍宮逸話

私はいつもの様にこの大きな大鳥居の前にたって、又いつもの様に深く考えこんだりしております。

この大鳥居といいますのは、形が変わっておりまして、と申しますか、日本式と云いますより中国式と申しますか、直線的というのではなくて曲線的と申し上げた方が宜しいのでありましょうか、ちょうど弓の弧をひくように上に向かって半円を描いておりますような、又御足の方はやはり直線ではなく、「八」の漢字に似ておりましょうか、現世の日本の鳥居といいますのとは少しばかり違います。

が、考え込んでしまいますのは、男神が居ります世界の大鳥居といいますのは非常に現世の鳥居と良く似ております。

とても直線的で又無駄のない形状をしております。

その事につきましては今深く御話いたしましても恐らく何の意味も持ちませんでしょう。

私がいつものように先程の曲線的な朱色の赤々と何とも上品な大鳥居のところに着きますと、いつも思わず上を見上げてしまいます。

大鳥居はとても尋常ではないかと思われる程の大きさ迫力というものがございます。が、その背景というものの素晴らしさであります。

それは紺碧、とても深い青、決して水色ではございません。が、何と明るいのでありましょうか、限りなく深海の青なのかも知れません。又上空一万メートル位の空の色といえるかもしれません。

いつも大鳥居の赤い色を目の前に見ながら、そのさらに広がる明るい明るい潔癖な位気高い、あちらの空にしばらくの間見とれてしまうのでございます。

しばらくしますと、やっと私もこの世界の感覚を思い出しますから、大鳥居をくぐってまいります。

もう、そうなりますと土でしょうか、砂でしょうか、とにかく足元にある白く恐ろしく輝いた真珠や、ダイヤ、水晶、様々な宝石と呼ばれているものにもあまり興味は湧かず、現世的な考え、感覚が急激に無くなってはじめて「龍宮界」の私の本来の場所に帰っていくのでございます。

« 龍宮逸話 | トップページ | 龍宮逸話 »

龍宮逸話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1282412/38776643

この記事へのトラックバック一覧です: 龍宮逸話:

« 龍宮逸話 | トップページ | 龍宮逸話 »